さぁ!ヴァイオリンを始めようと思っても何を準備したらいいのかわからない方へ
この記事では、ヴァイオリン講師歴15年、先生として実際レッスンで必要だと感じるものをリストアップしました。
ヴァイオリン本体

身長、腕の長さなどを基準にこのようにサイズが決まっています。
腕の長い生徒さんはこの身長より前にサイズアップすることもありますし、あくまで目安の数字です。
ヴァイオリンを習われている方は先生とよく相談してくださいね。
様々なことを書きますが、考え方もそれぞれですので、レッスンしてくださる先生の意見を一番参考にしてください。
ヴァイオリンは専門店でのご購入をとってもお勧めします。
値段は分数だと5万円〜7万円程度、フルサイズだと8万円から12万円程度のものをお勧めします。
インターネットでの購入は大変危険です。到着したら壊れていたり、弦が切れやすかったり…結局修理を重ねていたら、買うほど掛かってるんじゃ…と思うことも笑
近年分数サイズの平均使用期間は10ヶ月から1年、レンタルだと月5000円程度なので、購入もレンタルもそんなに変わらないかもしれないですね。
また次のサイズを購入時に、使い終わった楽器を下取りしてくれる場合もありますので、そう考えると購入の方がかかるお金としてはお得かもしれません。
弓
初心者の方の弓は分数だと8000円から2万円程度のもの、フルサイズだと1万円から4万円程度のものがお勧めです。これも楽器本体と同じく専門店で購入することを強くお勧めします。
楽器に張ってある弦も、弓に張っている毛も、定期的に張り替えが必要です。弦は1セット1万円弱、弓の毛替えは6000円程度のランクのものが初心者さんには気軽に使えるものだと思います。
交換の頻度は、練習の度合いにもよりますが春と秋(5月に寒さと乾燥後のメンテナンス、10月に暑さと手汗によるダメージを整えるメンテナンス)に行うと良いと思います。
ケース
ケースもいろんな種類があり価格もピンキリなので、ここでは3つのリーズナブルなものをご紹介します。(ここでは、3/4〜フルサイズの方向けです)
東洋楽器ヴァイオリンケース
東洋楽器バイオリンケース ULシェルR(4/4)
長所:とにかく軽い!!1.3キロ、そしてコンパクト、布ケースなのでケースを担いだり下ろしたりするときも静か。
短所:布ケースなので雨が気になる場合があるかも!?(でも専用のレインコートとか対策はいくらでもある!)
イーストマン ヴァイオリンケース
イーストマン/バイオリンケース スタンダードeastman 4/4 グラスファイバー製 1.7kg
長所:ハードケースではリーズナブル、カラーバリエーションが豊富、雨が降ってもサッと一拭き。
短所:マジックテープでの固定するものが多いのでちょっと不安定なことも…
カーボンマック ヴァイオリンケース
カーボンマック CFV-2 スリム シリーズ バイオリンケース カーボン柄 カーボンファイバー製 軽量 丈夫 ハードケース
カーボンマック CFV-2S サテンシリーズ バイオリンケース カーボンファイバー製 軽量 丈夫 ハードケース
長所:カラーヴァリエーションが豊富、そして大人っぽい色のものが多め、いろんな部品がとても緻密な設計で作られている感じがする。雨が降ってもサッと一拭き
短所:他のものに比べてお値段は少しお高め
松脂
松脂も値段や質が色々、小さなお子さんは落として割ってしまうことも…私が生徒さんに一番最初に用意してもらうものはこちら
松脂 ベルナルデル(ヴァイオリン~チェロ用)【レッスングッズ】
ベルナルデルの松脂です。
しっかり弓についてくれて音も滑らか(もちろん塗りすぎ、塗らなさすぎには注意!)初めての方にも扱いやすいのではないかなと思います。
肩当て
肩当ては様々な形があり、本当に迷われると思います。専門店に行くと試奏用にたくさん準備しており、試すこともできるのでこれはレッスンを受けている先生とよく相談して、見てもらうことがいいと思います。
チューナー&メトロノーム
音を合わせるためのチューナー、メトロノームとセットになっているものが売っていることが多いですね。
コンパクトなもので音を合わせましょう。しかし、メトロノームを利用しようとするとカウントする音が小さくて不便!と思うことも。そんな時はメトロノームのみのものを購入することをお勧めします。どちらかというとデジタルより、昔ながらの振り子のものが音がしっかり聞こえていいですよ。
譜面台
譜面台は楽譜を置くときに倒れやすかったり、楽譜を置く場所の幅が短くて楽譜が起きにくく不便なものもあるので、私のお勧めの折りたたみ式の譜面台をご紹介したいと思います!
K&M 折りたたみ式譜面台 【101】 カラー:ブラック
1500円くらいでも買える譜面台がたくさんありますが、このK&Mは重たいしちょっと折りたたみにしては値段が張りますがそれでもとても頑丈で大好きです。いろんなメーカーのを使っていますが、この譜面台が一番の稼働率です。
お手入れグッズ
楽器専用のクロスを楽器購入時、専門店で購入するのがいいでしょう。
まとめ
初めから全部揃えなくても大丈夫!まずは楽器・弓・ケース・松脂が揃っていればOK、
少しずつ揃えてヴァイオリンライフを楽しみましょう
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