はじめに
リウマチ治療には薬は欠かせないけど,副作用に悩むことも多いと思います。
実際、私が経験した副作用と、それにどう向き合ってきたかを紹介します。
ステロイドとの付き合い方
ムーンフェイス(顔の変化)
10mgを超えて投薬していた時、お顔がまあるくなる「ムーンフェイス」が現れました。写真を撮る度に感じる、「おお、、丸い・・・」という感じはありましたが、私の性格上、自分の見た目を気にするタイプではなかったので、そこまで落ち込んだりはしませんでした。
そして、ムーンフェイスで落ち込むより、お肌にハリが出てツヤツヤになった感じあり、それを密かに喜んでいました笑。
ステロイドの副作用には気分が落ち込む「うつ」もあるようですが、逆もあり私の場合は「多幸感」が出たようです。毎日、こんな病気に負けてられるか!と意地になっていた気がします。
毛が濃くなる副作用
そしてステロイド投薬でもう一つ現れたのが、顔の毛が濃くなる現象…
ん?ひげ??と思うほどの濃い毛がフサフサと、背中にもフサフサと…
どうしたものか…と考えて、興味のあった理容室の「お顔剃りエステ」を体験することに!近所の理容室でお顔剃りをしてもらい、ついでにお顔のリンパマッサージも受けてきたら、とても気持ちよくそれ以来時々利用しています。スッキリするし、気分もリフレッシュできてお勧めです。
メトトレキサート(MTX)の副作用と工夫
吐き気・めまい・眠気
私に現れた副作用は、吐き気・めまい・眠気の3つでした。
まず、吐き気をあまり出さないために、その日は食べ過ぎなこと、脂っこいものは控えること、飲酒はしないこと。
私は在宅の仕事(ヴァイオリン教室講師)が主な仕事なので、その日はレッスンまでの時間を積極的にごろごろして、のんびりするようにしています。
それも「仕事のうち!」と思っています。
周囲に伝える
それでもその日に打ち合わせやコンサートなど家から出る仕事のこともあります。そんな時は、事前に自分がこうゆう病気であること、投薬治療中であること、副作用が強く出ることがあることを伝えていました。
そうゆう話が苦手な方もしますし、伝えることは一か八かみたいなところはありましたが、多くの方はとても親切に一緒に工夫してくださいます。時々、心を抉ってくることを言う方もいますが、「華麗なるスルースキル」も身につけていきましょう。
注射薬との付き合い方
注射は自己注射
注射は自分で注射します。力加減がわからずに最初の頃は、内出血を繰り返していました。(私の場合はお腹にしています)それにしても注射をしてる約15秒、私にとっては「ううううう、痛い・・・・・」となれることはありません(今でも痛い)
痛みを減らすコツ
注射は冷蔵庫に保管して常温にしてから打つんですが、冬場などは室温も低く規定の時間で打とうとしてもまだまだ冷たいなんてことがよくあります。
触った時容器は冷たくないか?としっかり確認して打つようにすると少し痛みが出にくくなります。
注射した箇所をぶつけないように
注射した場所は薬剤が入った後少しぷっくりして固くなります。そこをぶつけるとそれもまた痛かったり、違和感があったりするんです。注射の後は、ごろごろして何もしないでいいように寝る前に打つようにしています。
副作用と上手に付き合うための私の工夫
投薬、注射の日は予定として手帳に書き込んでおきます。飲み忘れ、打ち忘れ防止にもなるのでお勧めです。あ、MTX飲む日だから…とスケジュールを組む時も無茶はしないようになりました。
そしてその日は「のんびりする」と言う仕事ということにしています。
まとめ
副作用はゼロにはできないけれど、上手に付き合っていくことが大事です。
自分にあった方法を見つければずっと楽になります。
「私だけじゃない」と思っていただければ嬉しいです。
※人によって副作用の出方は違います。ほんとに何もできないくらい辛い時は主治医の先生に相談しましょう!


