〜いちばん多いのは「弦がゆるむ」トラブル〜
冬になると、ヴァイオリンのトラブル相談で一番多いのが
「弦がゆるんでしまいました」というものです。
特に初心者さんや小さなお子さんの場合、
自分でチューニングするのがまだ難しく、
そのままレッスンに持ってくる、ということもよくあります。
分数楽器で特に多い「弦が切れる」事故
小さな分数楽器では
ゆるんだ弦を自分で何とかしようとして「ブチっ」と切れてしまう
というケースが本当に多いです。
弦が切れると、
- 音が出せない
- レッスンに支障が出る
- 保護者の方も焦ってしまう
と、良いことがひとつもありません。
なぜ冬に弦がゆるむの?
原因は寒さ+乾燥です。
- 寒いと音は高くなります(弦がはる)
- 乾燥すると木が縮みます
すると、
楽器本体とペグ(弦を巻いているキノコ型の部分)の間に
ほんのわずかな隙間ができてしまうのです。
この状態で張力がかかると、
弦が「びよ〜ん」と伸びて、結果的にゆるんでしまうのです。
予防のポイントは「乾燥させすぎないこと」
最近の住宅は
- エアコン
- 床暖房
- 密閉生の高い構造
のおかげで、
湿度の高い石川県でも、意外と乾燥しがちです。
特に乾燥しやすい地域では楽器用加湿器の使用をお勧めします。
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家庭でできる簡単な湿度対策
私の家では石油ファンヒーターを使っているので、
比較的湿度は保たれやすい方ですが、それでも油断は禁物。
- 濡らしたタオルを室内に干す
- 楽器を暖房の風が直接足らない場所に置く
こうした小さな工夫でも、
楽器への負担はかなり減ります。
自分でチューニングする時の注意点
どうしてに自分で調弦する場合は、
- 少しずつ、ほんの少しずつ
- 無理に回さない
- ペグを「押し込むように」入れながら回す
これがとても大切です。
「早く音を合わせたい」という気持ちがいちばん危険。
焦らず、慎重に、が基本です。
楽器トラブルは「学びのチャンス」
トラブルが起きた時に全て先生任せにするのではなく、
- 楽器の状態を気にする
- 変化に気づく
- 「いつもと違う」を感じ取る
こうした感覚を、
小さいうちから少しずつ育てていくことが大切です。
楽器屋さんで修理の様子を見せてもらったり、
教室で先生がしているケアを観察したり。
わからないことは、
遠慮せずに
楽器屋さん哉ヴァイオリンの先生にどんどん質問してください。
それも、立派な「音楽の勉強」です。


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