「うちの子、センスありませんかね?」「才能ないから〜…」という言葉をよく聞きますが、実は“音楽のセンス”は後から作られる力です。確かに、ヴァイオリンを弾くのに、いい指の形をしているだとか、そんなことを思うこともありますが、才能以外の「日々の積み重ねで“聴く力”や“感じる力”が確実に育つ」ということをレッスンで日々感じています。
センスは生まれつきか?
センスとは生まれつきの才能ではなく「感じる努力」
そして「好き」という気持ちがその努力につながっていきます。
①聴く力
音楽のセンスの基礎は聴く力です。
自分の音をよく聴く
ヴァイオリンは音程を自分で作る楽器です。自分が出している音がいい音か??よく耳を澄ませて聴くことが大切ですが、その「聴く」ということがなかなか難しいのです。それはヴァイオリンという楽器が難しい姿勢で演奏するから、そして右手と左手フォームも動きもバラバラなので耳に集中をさせるのが非常に大変なのです。
演奏を聴く
自分で音を作る、そして良い音を出す。そのためには良い演奏をたくさん聞き、理想を作る必要があります。綺麗な字を描くときになぞり書きなどで真似ていきますが、それと同様に良い演奏を真似ていくことが大切です。まず身近な演奏者というと先生です。先生の演奏をしっかり聞きましょう。なので、先生選びはしっかり演奏のできる先生を選ぶことが上達には欠かせません。
ピアノの伴奏の音を聴く
ヴァイオリンの演奏は必ず共演者が一緒です。ピアノの伴奏の音を聴くことがとても大切です。ピアノの伴奏の音を聞きながら弾くと音程も良くなります。
ポイント💡
“耳を使う練習”をしている子は、確実に音が変わってきます。
②真似る力
上手い人を真似する
上手い人のことを真似する。例えば、楽器の構え方だったり、弓の持ち方だったり、こうしてる?ということを真似してみてください。音が変わります。繰り返しになりますが、一番近くにいる先生の真似をして見てください。
プロも最初は「真似」していた
同業者たちと話していると、憧れていた演奏家の話で盛り上がります。昔はそれを真似していた、あの人がこうしていたからこんな風にしてみた、そんな会話がくり広げられます。
真似→私の演奏へ
真似を重ねているうちに、自然と自分の表現が生まれてきます。そこまで到達した時に、本当に音楽の奥深さを、おもしろさを感じるでしょう。「私の音」が生まれるまで根気よく勉強を続けましょう!
ポイント💡
センスは、音楽以外の時間でも育まれます。「美術館で美しい絵を見る」「美味しいものを食べる」「美しい景色を見る」…美しいものに心が動く瞬間を大切にしてみてください。
努力で育てる3つの習慣
- 毎日5分、音に集中する練習を!(耳を育てる)
- 毎日1曲、名演奏を聴いて真似る!(体にセンスを染み込ませる)
- 「何を感じたか」を言語化!(感性を意識化する)
まとめ:センスは“積み重ねの結果”
才能のある人が努力するのではなく、努力できる人が“センスのある人”になっていきます。
教える側も生徒が小さな変化に気づけるようサポートしていくことが大切です。
センスは“特別な人のもの”ではなく、音楽を愛して続ける人、感じることをやめない人の中に育っていく力です。
関連記事
人気記事→ヴァイオリンの先生が本当は伝えたいピアノの必要性
オンライン単発レッスンは随時受付中、お問い合わせはLINE公式から!


コメント